イタリア産黒トリュフ Tuber melanosporum

【特徴】

イタリア産黒トリュフは「黒いダイヤ」とも呼ばれ、黒褐色の外皮に細かい突起があり、断面には白い大理石模様が入っています。芳醇で力強い香りと、加熱することで深まる独特の風味が特徴です。

NET: 1 kg

【生育環境】

石灰質の土壌を好み、標高200~1,000m程度の丘陵地帯に多く見られます。ブナ、ナラ、ハシバミなどの根に共生し、地中数センチの場所で育ちます。イタリアでは晩秋から冬にかけて(11月〜3月頃)が収穫期です。

【分布】

主にイタリア中部~北部(ピエモンテ州、ウンブリア州、トスカーナ州など)で採取されます。フランスやスペインと並ぶ黒トリュフの主要産地の一つです。

【栄養価】

低脂肪・低カロリーで食物繊維やミネラル(カリウム、リン)を含みます。独特の芳香成分には、食欲増進やリラックス効果があるとされます。

【保存方法】

収穫後は乾燥を防ぐため、キッチンペーパーなどに包み、密閉容器に入れて冷蔵(0~4℃)保存します。数日以内に使用するのが理想で、長期保存には冷凍またはオイル漬け、バター加工が適しています。

【一口メモ】

生でスライスしてパスタや卵料理、リゾットにかけたり、加熱してソースやバターに香りを移すなど、多彩な料理に使用されます。香りを引き立てるため、過度な火入れは避けるのが一般的です。

NET: 1 kg